高校生の頃、一番成績の良かった科目は何かというと英語でした。
でも、好きかと言われればそうではなかった。
一番好きな科目は何かというと数学でした。
でも、成績は、、、、うーんという感じでした。
(言い訳をすると、このお仕事を始めて数学を猛烈に学び直したことで、大好きでできる科目になりました!)
学習ではこういった矛盾が起こりがちです。
好きならばよい成績がとれる可能性はあがりますが、必ずとれるとも限らない。
好きだから一生懸命勉強しても成績が必ずあがるとも限らない。
それは自分自身の性格や素質によるもので、どうしようもない部分だと思います。
私は嫌いな科目を好きになれとはいいません。
嫌いでも成績が良いのなら何の問題もないし、嫌いで成績も悪いのであれば、無理に好きになろうとせず、入試に合格できる最低限の点数をとれることを、いったんの目標として進めていくことが大切だと思っています。
嫌いな科目を永遠とすることほど苦痛な事はありません。私の高校生時代は、そういうスパルタの指導?も普通に行われていたのですが、入試方法が多様化しているいまでは、自分の得意な科目の得点を重視してくれたり、そもそも苦手な科目を受験科目からはずすという選択も大学によっては可能です。国公立を受験するなら、全科目を勉強しないといけないので、そうも言ってられないのですが、、、。
己を知る。
これが一番大切だと思っています。苦手な科目があることは恥ずかしいことでも間違ったことでもありません。勉強においても自分の長所と短所をきちんと把握し、できない部分に関しては、どのようにアプローチすれば克服できるのかをなるべく早く検討するべきです。そのお手伝いは塾でいくらでもさせて頂きますが、分からないのに分かると言ってしまったり、していないのにしたと申告されたりすると、出来ていることろと出来ていないところの整理がうまくできず、学習計画が意味のないものになってしまいます。
習得のスピードは個々ありますし、そもそも学習はスピードを競うものではありません。
目標までの抜けている部分をいかに着実に埋めていくかが大切です。
点数や偏差値を単純にあげたからといって、その抜けている部分が確実に埋まるとも限らないので、常にチェックが必要です。いくらいいテキストを使っても、時間をかけても、いい先生がいても、自分でチェックしたり、周りに確認してもらいながら進めていかないと成績の向上にはつながりません。
できなくてもいい。分からなくてもいい。
これからどうしていくかが大切だと思っていますし、私が勉強しているときも正しい方向で勉強できるのか不安になりながら、進めていました。(私の育った場所はとても田舎で気軽に塾に通える環境ではなかったのです)
是非勉強ではわがままになり、今の自分の弱点もさらけ出して、自分自身でも学習に最高の環境を作っていきましょう!
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