今回は、大学受験をするにあたっての受験方式のご説明をします。
しばらくこのシリーズが続くので、お付き合いください。
今回は、「総合型入試」についてです。
昔はAO入試と呼ばれていました。
【総合型入試の例】
①書類審査→面接
②書類審査→小論文→面接
③書類審査→学力試験→面接
上記はあくまでも一例です。総合型入試は、大学が自分の大学で学んでほしい学生を見つける入試といえます。各大学のアドミッションポリシーに合う人物を見極める試験となりますので、各大学によって入試の形式は様々です。主に、面接や小論文が中心になってきます。
自分の行きたい大学が、どのような学生を求めているのかをしっかり理解し、自分を十分にプレゼンテーションできる自己プロデュース力も必要です。ですので、資格をとったり、課外活動を頑張ったりと、学力だけではなく、自己を高める努力も必要です。
この入試形式を取り入れている大学も増えてきましたが、競争率も高く、レベルの高い大学ほど求められる課題レベルも高いため、十分な準備時間が必要です。
◆メリット◆
・学力試験がないことが多いため、各科目の学習時間を省略できる。
・入試自体が、9月ごろから始まるため、早期に進路を決定できる。
・学力以外の自身の強みを最大限生かせる。
◆デメリット◆
・競争率が高い。
・ダメだった場合、次の入試までの準備期間が短く、各科目の学習をする時間を確保する必
要がある。
・小論やプレゼンテーションといったなかなか対策のにしくい課題に取り組まなければなら
ない。
以上が概要となります。
総合型入試は、その人となりを見る試験です。
準備不足で挑んでもなかなか合格はできません。その大学に行きたいという強い気持ち、なんどもオープンキャンパスに通い、大学について深く知ること、自分の将来像について、はっきりと説明できることなど、思考力やコミュニケーション力を鍛える必要があります。
この入試を考えている人は、自分のアピールポイントをたくさん作り、学習以外のより多くの経験値を積むことが大切です。
とはいえ、一般入試の準備も並行して進める必要があります。
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