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  • humanity21210

大学受験方式 その1


今回は、大学受験をするにあたっての受験方式のご説明をします。

しばらくこのシリーズが続くので、お付き合いください。

 

今回は、「学校推薦型入試」についてです。

昔は単に推薦入試と呼ばれていました。

学校推薦型入試には以下の2種類があります。


【指定校制】

大学が入学者を受け入れる高校を指定して、その高校に設けられた出願枠に対して、出願をするという入試制度です。主に私立大学がこの制度を利用していますが、各高校への出願枠は数名ずつという場合が多く、人気の大学の場合は校内選考が行われることがほとんどです。ただし、校内選考に通れば、かなりの確率で合格をつかみ取ることができます。

校内選考の基準は各高校に寄って異なりますが、基本は高校1年生からの成績や部活動での活躍や課外活動での実績などを総合的に評価してとなります。その中でも評定が大切ですので、高校1年生からの定期テストから手を抜かず、基本は3年生の1学期まで良い評定を取り続けることが合格への一番の近道です。


◆メリット◆

・今までの学校の成績が最大限に生かせる。

・いわゆる入試というものを、受験しに行く必要がないため、

 各科目に対する学習時間を多く確保しなくてもよい。

・一般の入試と違い、競争相手が校内になるため、比較的勝負しやすい。

◆デメリット◆

・第一志望校からの出願枠が必ずあるとは限らない。

・指定校制でダメだった場合、次の入試までの準備期間が短い。

・高1の時からの成績が加味されるので、臨機応変には利用できない。


【公募制】

大学が求めている条件を満たしていれば、だれでも出願できる制度です。ただし、評定に制限を設けている大学も多くあります。こちらは校内だけではなく全国のライバルと競うことになるので、指定校制に比べて競争率が上がります。

また、早く大学を決めたい、国公立大学や私立の第一志望校のすべり止めとして合格をしておきたい、と多くの学生が受験をすること、一般入試に比べて、受験科目数が少なかったり、内容が少し平易だったりすることも、倍率が非常に高くなり、合格最低点も高くなる要因です。


◆メリット◆

・比較的早い時期に入試があるため、進路を早く決めることができる。

・受験科目数が少ないことが多いので、より絞った学習を進めることができる。

・一般入試の前の予行演習ができる。合格した場合には、一般入試のお守りになる。


◆デメリット◆

・人気の大学は、一般入試と比べて倍率が高く、同じ点数でも合格できないことがある。

・不合格だった場合、一般入試に向けて新たな科目を学習する必要がある。

 

以上が概要となります。

もちろん国公立大学でも、学校推薦型を取り入れているところは増えていますが、評定の条件が厳しかったり、共通テスト等の学力試験を受ける必要があったりと、私立に比べて難易度は高くなります。しかし、近年そういった枠が多くなってきているのも確かですので、学校推薦型入試で大学の進学を考えている人は、日々の学校の学習やテストを大切にしてください。









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